2019年と2020年の春に福井県から山口県にかけての西日本17府県のタンポポを調査します。あなたも参加してみませんか
■ お知らせ
タンポポ調査を実施中です。
2019年と2020年の春にタンポポ調査・西日本2020が開催されます。
誰でも参加できる市民参加型調査ですのでふるってご参加下さい。皆さんのご協力のおかげで前回の2015の調査では7万件を超えるデータが集まりました。国内の市民参加型調査では有数のデータ数となります。専門家の協力を得ながらそれら一つ一つを丁寧にデータ化していきますので、学術的にも有用な調査となっています。
調査を1年延長します
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、大阪・兵庫には昨日緊急事態宣言が出ました。他の府県でも説明会の中止や宿泊施設の休業など、調査に影響が出ている場合もあります。ついては、次のように期間を延長します。
タンポポ調査・西日本2020」を1年延長して2021年3~5月にも調査を行う。全体の結果集約は2021年調査終了後とし、報告書は2022年3月発行予定とする。また、府県によっては、2020年春で終了しても構わない。
今年度の調査にご協力いただける場合でも、感染防止を第一とし、地域の実情にあわせて無理のない範囲でお願いいたします。
2020年の全体の調査説明会は実施しません
なお、各府県で実施予定だった調査説明会(大阪、徳島など)も新型コロナ対策のために中止になっているものもあります。
大阪で実行委員会と説明会を開催します(終了しました)
第1回実行委員会(兼、調査説明会・講習会)
・日時:2019年3月2日(土)
・場所:長居公園と大阪市立自然史博物館集会室
・午前10時~12時 一般向け調査説明会(於 長居公園~自然史博集会室)
・午後1時~4時 サンプル処理説明会+第1回実行委員会(自然史博 集会室)
ごあいさつ
タンポポ調査は市民が参加できる調査として1970年代より継続して行われています。その発端が、当時京都大学におられた堀田満氏が提案した1974年から75年にかけて行われた大阪での調査です。以降大阪では大阪自然環境保全協会が5年おきに調査を継続して行い、「タンポポ調査・近畿2005」では近畿圏の、「タンポポ調査・西日本2010」では西日本の19府県が参加した広域の調査となりました(「タンポポ調査・西日本2010」の調査の模様については大阪自然環境保全協会のページをご覧ください)。このように、このタンポポ調査は歴史も調査範囲も、そのデータの量も他に類例がない市民参加型調査として生長してきました。
調査が進むにつれ、在来種と外来種の雑種の様子が明らかになり、西日本でのタンポポの詳細な分布を明らかにすることができました。その過程では、従来言われていた外来種の割合と環境の関係は、在来種が少ない地域があり、普遍的な環境指標(ものさし)としては使えないなどの課題も浮き彫りとなりました。
このたび、前回の調査から5年後の「タンポポ調査・西日本2020」の調査を行うことになりました。前回同様いろいろな方々の協力を仰ぎながら調査を進めていきますので、ぜひともご協力ください。
調査の特徴
誰でも気軽に参加できます
いろいろな発見があります
調査はすごく簡単
みなさんの力で分布図ができます
学術的にも価値の高い調査です
調査期間
2019年3月1日~5月31日
2020年3月1日~5月31日
※調査用紙とタンポポの花は、それぞれの年の6月10日までに各府県の事務局にお送りください。
調査範囲
福井、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知の17府県
2015の調査結果
調査の参加方法
① 花の咲いたタンポポを見つける
② 調査用紙に必要事項を記入
③ タンポポの花を採って、テッシュで包む
④ タネがあれば調査用紙にセロテープで貼り付ける
⑤ 調査用紙とタンポポの花を事務局に送る
※詳しい調査方法については左の欄の調査方法(一般向け)をクリック!
最新情報&更新情報
2020.3.25 ニュースレターのページを更新しました
2020.3.25 メーリングリストのページを更新しました
2019.3.31 「タンポポ調査・西日202020」のページを公開しました